機構長あいさつ

創成研究機構は総合イノベーション創発機構へ

「北海道大学総合イノベーション創発機構」が令和7年1月より発足いたしました。

 本機構は、ユニークかつ独創的な分野融合研究を通した新たな研究領域の開拓やイノベーションの創出、民間企業や自治体との協働による社会課題の解決、グローバルな課題解決に資するための国際研究連携などを支援するため、本学の研究支援組織(統合URA本部、技術連携統括本部(令和7年7月に技術支援本部と当機構グローバルファシリティセンターの統合により設置予定)、国際連携推進本部、産学連携推進本部、スタートアップ創出本部、社会・地域創発本部)が連携して支援にあたるなど、学内リソースの集中的な投下によるアジャイル型の運営組織です。

 本機構では、「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の推進のため、以下のとおり組織を新設しました。

 

J-PEAKS企画・運営室

 本学の研究力強化を推進します。特に、J-PEAKSにおいて注力すべき研究ユニット等に対して、研究支援組織が連携して研究の企画から社会への実装までを継続的に推進及び支援します。

連携研究プラットフォーム

 研究の推進及び支援のための資源を集中的に配分し、先端的な融合研究及び産業の創出につながる研究プロジェクトを実施するための学際的な研究ユニット等を設置し、本学の研究拠点の形成や社会実装、研究成果の事業化を推進します。

北大コネクト

 北海道ユニバーシティアライアンス大学や本学の戦略的パートナーシップ大学、関連する自治体や民間企業との連携を深め、着実な研究成果の向上と社会課題の解決に取り組みます。

(総合イノベーション創発機構組織概要図)

(J-PEAKS企画・運営室)

 本機構は、前身組織である創成研究機構のミッションステートメントを継承しつつ、卓越した融合研究成果の創出やスピーディーな社会実装の実現に向け、研究ユニットの競争力を高く保つとともに、新たな融合研究拠点の創出や学内共同施設の設置に加え、産業創出に結びつく研究プロジェクトの大型事業化を活発に進めます。

 本機構の活動を通して、持続可能なWell-being社会の実現に向けて、将来的には、国際卓越研究大学に並び立つ世界レベルの「Excellence」と、農学や水産学を中心とした本学ならではのフィールドサイエンスの優位性により北海道と世界の課題を解決する「Extension」の二つの要素が相互に成長し合うエコシステムを構築し、世界の課題解決に貢献していきたいと考えております。

 皆様のより一層のご支援をよろしくお願いいたします。

 

 

               北海道大学 総合イノベーション創発機構長

瀬戸口 剛