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元創成研究機構長 西井準治教授が最終講演「分野の垣根を超えた研究を」

3月7日(火)、今年度で定年退職する、電子科学研究所 西井準治教授の講演会が開かれました。西井教授は2009年に本学に着任し、光学素子やガラス材料の研究開発に取り組んできました。2017年4月から2020年9月の約3年半は、理事・副学長を務め、全学の研究戦略立案や産学官連携に力を注ぎました。

講演する電子科学研究所 西井準治教授

理事・副学長在任期間に、創成研究機構長も務めていた西井教授。講演会では「大学のマネジメントと広報アウトリーチ」をテーマに、当機構の約20年におよぶ歴史を紐解き、設立当初からのミッション「分野横断的な研究の推進」を改めて強調しました。こうした創成研究機構の理念は、2020年から全学的に行っている分野横断的な研究チームを支援する取り組み「創成特定研究事業」の立ち上げにもつながっています。

また、当機構を含む本学の研究所・センターが合同で開催している一般公開や、読売新聞北海道支社と本学の連携イベント「サイエンスレクチャー」、研究者が中高生に講義を行う「アカデミックファンタジスタ事業」などを紹介し、学内外に向けた研究アウトリーチの重要性を語りました。

多くの地域住民が訪れる一般公開(2018年撮影)
小中高生を対象にした科学イベント サイエンスレクチャー(2019年撮影)
サイエンスレクチャーで挨拶する西井教授(2019年撮影)
アカデミックファンタジスタ事業として高校で本学の研究者が講義(2019年撮影)

会場には西井教授にゆかりのある教職員が多く集まり、熱心に耳を傾ける姿が見られました。

講演終了後、職員と記念撮影する西井教授

(創成研究機構 研究広報担当 菊池 優)