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  • 地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)

「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」伴走チームによるサイトビジットが実施されました

 

 2月6日(木「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS」伴走チームによるサイトビジットが実施されました。

 J-PEAKSは、地域の中核大学や研究の特定分野に強みを持つ大学が、その強みや特色のある研究力を核とした戦略的経営の下、他大学との連携等を図りつつ、研究活動の国際展開や社会実装の加速等により研究力強化を図る環境整備を支援することにより、我が国全体の研究力の発展を牽引する研究大学群の形成を推進することを目的としています。

 本学は、令和5年度に「フィールドサイエンスを基盤とした地球環境を再生する新たな持続的食料生産システムの構築と展開」を提案し、採択されています。

寳金総長による説明

 今回のサイトビジットは、J-PEAKSの中核となる研究拠点等の視察と、総長をはじめとした本学執行部との意見交換を通じ、事業の進捗状況の確認や課題を把握すること、本学の歴史や強み、特色がわかる施設等を視察し、実態を把握することを目的として実施されました。

 当日は、本学の担当サポーターである長我部信行氏(株式会社日立ハイテク コアテクノロジー&ソリューション統括本部エグゼクティブアドバイザー)をはじめ、地域中核・特色ある研究大学の振興に係る伴走チーム、文部科学省、日本学術振興会の関係者計18名が来学しました。

意見交換の様子

 はじめに、本学理学部本館大会議室において、寳金清博総長から本学が目指す「Novel Japan University Model」について説明が行われました。続いて、瀬戸口剛理事・副学長からJ-PEAKSにおける本学の取り組みと進捗について具体例を挙げた説明があった後、伴走チームとの意見交換が行われました。意見交換では、本学の人材、組織、土地等さまざまな資産の活用、地域貢献、ガバナンスの強化、評価指標達成に向けての方策等、多岐にわたり質疑応答が行われました。

江田研究部長による展示の説明

 引き続き、本学の総合博物館及びスマート農業教育研究センターの視察が行われました。総合博物館では、坪田敏男総合博物館長、江田真毅研究部長とともに館内の見学を行い、本学の歴史や展示物にふれていただきました。その後、スマート農業教育研究センターに場所を移し、西邑隆徳副学長からリジェネラティブな持続的食料生産システムに関する研究についての説明を、後藤貴文北方生物圏フィールド科学センター教授から次世代和牛生産システム構築拠点についての説明を、野口伸農学研究院長からトラクターの遠隔操作を交えて、スマート農業教育研究センターにおける革新的スマート農業研究についての説明を行いました。

西邑副学長によるリジェネ農業の説明
野口農学研究院長によるトラクターの遠隔操作デモの様子

 これらの取り組みについて、伴走チームから、大学の哲学から始める骨太の話に加え、研究者の熱のこもったプレゼンと実演で北大の目指す姿を効率よく体験ができたとの感想をいただいたほか、豊富なフィールドとそこで行われていく研究への期待の声が寄せられるとともに、今後、北大が持つ豊かなフィールドというアセット(資源)から、どのように北大のビジョンを実現するための原資を生み出すのかを共に考えていきたいとの言葉をいただきました。

 本学では、J-PEAKSを通じて、国内外の大学・研究機関・企業との連携を一層深め、最先端の研究推進と社会実装に向けた取り組みを加速し、持続可能なWell-being社会の実現を目指してまいります。