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第15回 創成シンポジウム「大地に眠る物語を読む 考古学者と人形劇師」のご案内

開催日
2017年930

5世紀頃、サハリン(樺太)から北海道、オホーツク海沿岸に渡ってきて独自の文化を発展させたオホーツク文化人。その遺跡からは、セイウチなどの牙を素材にした女性像が10体ほど見つかっています。この女性像は誰なのか、そしてなぜ作られたのか。考古学者と人形劇師がそれぞれに、この人形に託された過去からのメッセージを読み解き、物語を紡ぎ出します。考古学者と人形劇師の共演をご覧ください。

日時:平成29年9月30日(土)16:00~18:00(15:30開場)

会場:北海道大学 学術交流会館 講堂(北8西5/北大正門より入って左側2棟目、札幌駅から徒歩5分)

※事前申込制とさせて頂いております。詳細は下記をご参照ください。

事前申込制

申込期限:平成29年9月25日(月)

※応募多数の場合は抽選となります。
※応募に際してお預かりした個人情報は、本企画の連絡のみに使用いたします。
※携帯電話のメールをご利用の際は「@cris.hokudai.ac.jp」のドメイン指定受信の設定をお願いいたします。

*申込フォーム:こちらから
*E-mail、Faxでのお申し込み:
①氏名、②年齢、③職業、④メールアドレス(または電話番号、FAX番号)を明記の上お申し込みください。

プログラム:

[16:00~16:05]

オープニング人形劇(デモンストレーション)
さっぽろ人形浄瑠璃芝居あしり座

[16:05~16:10]

ご挨拶
西井 準治 北海道大学 理事・副学長/創成研究機構長

[16:10~16:20]

「わたしたちと文化遺産をつなぐアートの力」
岡田 真弓 北海道大学 創成研究機構 特任助教
昨今、アートを活用して遺跡や出土遺物の新しい魅力を引き出す取り組みが各地で行われています。国内外の事例を通して、アートと考古学のコラボレーションが生み出す文化遺産とわたしたちとの新たなコミュニケーションのあり方についてご紹介します。

[16:20~16:40]

遺跡に残された古代からのメッセージ「考古学はどのように過去を読み解くのか」
加藤 博文 北海道大学 アイヌ・先住民研究センター 教授
礼文島で出土した牙製婦人像。この人形は誰を表現したものなのでしょうか。シャーマン?巫女?それとも女性リーダー?人形に託された過去からのメッセージをどのように読み解くべきか。モノに埋め込まれた情報から、海を越えて大陸へとつながる古代世界について、考古学・民族学からの推理を試みます。

[16:40~17:10]

遺跡から生まれた人形劇「OKHOTSKー終わりの楽園ー」
沢 則行 人形劇師・演出家(国際人形劇連盟(UNIMA)会員)、さっぽろ人形浄瑠璃芝居あしり座
同じく牙製婦人像をモチーフに沢氏がどのような物語を紡ぎ出したのか。そして、どのように表現するのか。フィギュア・シアターと呼ばれる現代人形劇と伝統芸能である人形浄瑠璃とのコラボレーションなど、沢氏ならではの表現について、「OKHOTSKー終わりの楽園ー」の部分上映を交えながらご紹介いただきます。

[17:10~17:20]

休 憩

[17:20~18:00]

トークセッション「考古学とアートでつくる北海道の新たな文化」
考古学をアートで表現することで生まれる北海道の新たな文化、新たな未来への可能性について、「OKHOTSKー終わりの楽園ー」を例として考古学者と人形劇師が語り合います。アーティスト達との出会いで考古学研究はどのように変わっていくのでしょうか。

お申し込み・お問い合せ

北海道大学 創成研究機構 研究支援室
Email rso(at)cris.hokudai.ac.jp ※(at)を@(半角)に変えて下さい
TEL 011-706-9274
FAX 011-706-9275

主催:北海道大学 創成研究機構
共催:北海道大学 アイヌ・先住民研究センター
出演:さっぽろ人形浄瑠璃芝居あしり座
協力:公益財団法人さっぽろ青少年女性活動協会(札幌市こどもの劇場やまびこ座)
連携:札幌国際芸術祭実行委員会、TERRACE -科学とアートが出会う場所-
後援:札幌市、札幌市教育委員会、北海道新聞社