特定研究部門

先端的・融合的研究を推進し、事業化・実用化を目指す

新たな学問領域の創成及び先端的な科学技術の振興を図ることを目指している創成研究機構では、本学の研究戦略に基づく重点的な研究事業の推進を図るため, 研究部特定研究部門を設置しています。ここでは、先端的又は融合的な研究分野で事業化に繋がる可能性のある研究、大学の知を活かすための先導的研究が、学内から選出された4名の研究者により推進されています。

龔 剣萍 (グン チェンピン) 擬似生体組織ゲルで超高齢化社会に貢献
擬似生体組織ゲルの創製と軟骨医療への応用
龔 剣萍 (グン チェンピン)教授

大学院先端生命科学研究院

  私たちの研究室では、これまで、独自に開発した高強度のダブルネットワークゲルを素材に関節治療の第一人者として知られる医学研究科の安田和則教授と共同研究を行ってきました。これからの私たちのプロジェクトの研究目標は「軟骨のように優れた力学機能と生化学機能を有するゲル素材を創製し、関節治療へ応用すること」です。 軟骨治療の発展は超高齢化社会の急務であり、自分たちの研究成果が社会に還元され、皆さんのお役に立てることは、研究者にとっても一番の喜びと考えています。

野呂 真一郎 金属錯体材料研究のイニシアチブをとり、早期の事業化を目指す
金属錯体によるガス分子分離・貯蔵システムの開発
野呂 真一郎准教授

北海道大学 電子科学研究所 

 近年の石油価格高騰や将来の枯渇に対応し、石油以外の原料から燃料や化成品の製造技術を確立することは、我が国に取って喫緊の課題となっています。シェールガス(頁岩(シェール)層から採取される天然ガス)や水を原料とする水素ガスは代替原料候補であり、高効率炭化水素分離はシェールガスから化成品原料となる高品位不飽和炭化水素の省エネルギー製造に、また室温水素貯蔵は水素のインフラ構築に不可欠な技術です。