機構長メッセージ

 

 国際拠点・産学連携拠点を目指して

 北海道大学 創成研究機構長
 川端 和重

 創成研究機構は、「先端的融合的研究・学問の推進」、「経済・地域社会との連携とその発展への寄与」、「人材の育成」の3本の柱を全学的な観点で推進する北キャンパスの中核拠点です。

 本機構は、先端的な研究および将来、世界をリードする研究を推進し、部局横断的な研究体制を企画立案するための全学的な組織として、平成14年に設置されました。平成15年度から5年間のスーパーCOE(「北大リサーチ&ビジネスパーク構想」)の採択を受けたことにより、当初の目的に加えて、産学連携の推進も主な目的として併せ持つことになりました。平成19年度に文部科学省プログラム“若手研究者自立的支援環境整備事業”に採択され、創成研究機構に「リーダー育成ステーション」が設置され、北大型テニュアトラック制度の普及定着を進めています。平成22年夏には、企業との共同実験室等で構成される創成科学研究棟の増築棟が完成し、平成23年春には経済産業省の産業技術研究開発施設整備費補助金事業による「生物機能分子研究開発プラットフォーム」が建設されました。この施設を活用して、組織対組織型(企業研究所の誘致型)の新しい産学連携を推進しています。

 今年(平成25年)春には、文部科学省「国際科学イノベーション拠点整備事業」に「フード&メディカルイノベーション国際拠点」が採択されました。地上5階建て、延面積約10,000㎡の施設を北キャンパスに新営し、北海道大学で培った食や創薬、医療等に関する先端的な成果を基礎に産学官あげて迅速な課題解決・事業化に向けた活動を行っていきます。また、設備サポートセンター整備事業等により最先端研究機器の社会へのオープン化を進め、北キャンパスにある産学連携本部の機能を発展させることで、新規事業創出を目的とした大学の活動の社会還元をさらに推進していきます。 学内の附置研究所、全国共同利用施設及び学内共同教育研究施設のうち研究を主たる目的とする教育研究施設については創成研究機構の「構成組織」として位置付けられています。既存の研究目的組織のポテンシャルを活用し、連携・連動することによりダイナミックな戦略展開的研究を創出し、オールジャパン型の研究活動連携を発展させ、国際的に卓越した融合科学研究拠点づくりを目指して推進していきたいと考えております。