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「未来創薬・医療イノベーション拠点形成」事業の
これまでの実績を踏まえ、協働企業との連携を更に強め、
新しい発展をめざす


五十嵐 靖之

創薬部門研究統括 
(北海道大学大学院先端生命科学研究院 特任教授)
五十嵐 靖之 


 次世代ポストゲノム創薬ハブ、疾患関連タンパク質構造解析ハブを有する創薬部門では、連携する塩野義製薬株式会社、住友ベークライト株式会社との検討を重ねて選んだ3つの重点課題、すなわち構造生物学的手法を駆使したFBDDに基づく二つの新規抗菌薬の探索、膜脂質制御による脂肪代謝制御や、「糖鎖のPCR」とよぶべきグライコミクス研究の新手法「グライコブロッティング」の確立に引き続き、これを更にN型糖タンパクだけでなくO型糖タンパクや糖脂質、プロテオグリカンの網羅的糖解析も新たな課題として進んでいます。医療部門との融合研究もすすみ、また実用化段階にはいった課題の一部は、他の大型プロジェクトやベンチャーでの開発にスピンオフしたものもあり、本プロジェクト以外にも研究開発の場が広がりつつあります。
 拠点形成は10〜15年を要する長い挑戦となります。これまでの成果の上に立って、更に果敢にこれを進めて行くためには、新規性の高い世界的な研究成果を具体的な創薬に結びつけてゆくための日々の実践と、これを世界的視野のもとに国際的連携の中で遂行して行くことが求められています。
 このプロジェクトの成否は、なんといっても、この事業から国際競争力を持った「製品」が10〜15年後に生み出されるか、また連続的にそれを生み出していく産学連携の新しい仕組みができるかどうかで評価されます。そのために事業に参加された皆さんとともに全力を尽くしていきたいと考えています。


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