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「未来創薬・医療イノベーション拠点形成」への期待


中西 宏明

株式会社日立製作所
代表執行役 執行役社長兼COO
東原 敏昭


 高齢化社会の進展、生活習慣病の増加、国民医療費の増大など、医療・健康分野を取り巻く環境は大きく変化しています。日立では、ヘルスケアを21世紀の社会を支える必要不可欠なインフラと考え、総合力を活用した革新的な技術開発や関連システム、ソリューション、サービスの提供を通じて、一人ひとりが健康で安心して暮らせる社会の実現を目指しております。このため、2014年4月に、ヘルスケア関連事業を再編・統合し、予防・健診、検査・診断、治療、予後のケアサイクル全般をカバーするヘルスケアグループを設立し、取り組みの強化を図っているところであります。
 「未来創薬・医療イノベーション拠点形成」事業においては、今後の個別化医療の進展に伴い重要と考えられる分子診断に係る研究開発を北海道大学と密に連携して進めております。日立グループが開発した高度な分解能と定量性を有する世界初の半導体PETカメラや、そこで培った技術を応用した半導体SPECTカメラを用い、がんや脳機能に係る高精度な診断を可能とし、患者さん一人ひとりに最適な医療の実現を目指した研究を進めております。また、PET/SPECTをはじめとする先端分子計測・診断技術の開発とともに、画像/情報処理技術とを融合した次世代医療ソリューション技術の開発に取り組み、疾患ごとに最適な診断・治療ソリューションの構築を目指しております。分子診断の基盤分野においては、北海道大学の高度なバイオ研究や創薬研究と、日立グループの高精度な計測技術開発とを融合し、超早期の疾患や生体機能の変化を分子レベルで捉えるプローブの探索研究を進めております。
 北海道大学をはじめとするパートナーの皆様とともに実施する「未来創薬・医療イノベーション拠点形成」事業を通して、検査、診断、治療等の分野におけるイノベーションを創出し、次世代の医療に貢献できることを祈念しております。


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