授業レポート

湊屋街子先生 札幌南高出張講義

2016年10月27日(木) 14:15~15:05,15:15~16:05

「環境と私たちの健康」と題して講義がありました。札幌南高校の生徒さん45名が参加しました。まず、湊屋先生の自己紹介です。2014年に北大の環境健康科学研究教育センターに着任したとのことです。次に大学の教員、研究者ってこんな1年送っています、として講義や国際学会参加、研究費申請など忙しい研究者の1年の紹介がありました。次に環境健康科学研究教育センターの紹介です。女性が多いセンターで、バックグラウンドが多様な人たちがいます。WHOの研究協力センターにも指定されていて、西太平洋地域の人たちの課題解決の講演・教育などを行っている、子供の健康と環境に関するネットワーク活動をおこなっている、その他様々な国際的活動を行っているという話がありました。次に主な研究の話です。疫学研究というのを行っていて、人間を観察して明らかにする研究とのです。仮説を立て、分析します。症例対照研究、コホート研究の説明がありました。コホート研究とは?として、化学物質など環境中の有害物が子供の成長・発達にもたらす影響について調べているとのことです。近年、低出生体重児の比率が増加していて、環境化学物質の影響があるのでは?合成化学物質の生産量が増加している、外因性内分泌かく乱化学物質とは?健康影響とは?先天奇形の発症、精子数の減少などの影響があるという説明がありました。次にエコチル調査の話です。エコチル調査とは?環境省が主体で全国15の地域で行っており、10万人規模の調査を行っている、子どもが胎児のときから13歳になるまで継続的に調べているという説明があり、エコチル調査の内容とエコチル調査からわかったこと、妊娠中のたばこは子どもが小さく生まれてくることがわかったという話がありました。アトピー性皮膚炎、食べ物に対する調査の話がありました。子どもとのコミュニケーションに関する質問では、お母さんの年齢との関係が明らかになりました。スマホの使用についても年齢による違いがありました。次に北海道スタディの話です。出生コホート、札幌コホート、大規模コホートの3つからなっていて、思春期、お母さんから髪の毛や子どもから尿をもらったりして調査を進めているとのことです。臍帯血による化学物質の影響調査など多くの化合物の調査を行っていて、有機フッ素化合物、体への残留、性ホルモンの濃度、甲状腺ホルモンの濃度の説明がありました。女児の6か月の精神発達のスコアが低下している、アレルギーのリスクが低下している、免疫が働きにくくなっていることが分かるという説明がありました。次に遺伝子多型の話です、お母さんの喫煙が遺伝子型により影響する型に違いのあることが分かった、また子どもに発達に影響することとして、お母さんのBMI値などによっても変わるということが分かったという説明がありました。最後に生徒のみなさんへのメッセージとして、湊屋先生から生徒さんにメッセージを送って今日の授業を終えました。

授業風景その1
授業風景その2
授業風景その3
授業験風景その4
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