授業レポート

白土先生 夏休み特別講義

2016年8月2日(火) 14:00~16:00

札幌北高、札幌南高、北嶺高、藤女子高の生徒さん21名が参加しました。
「高校の数学・物理・倫社を生かしたがん治療法の開発」として白土教授より講義がありました。最初に放射線を当てるとどうしてがんに効くのか、周りの正常組織の細胞への副作用、いかに正常組織に影響を及ぼさせないかという話があり、皮膚にできたがんの例の写真を生徒さんに見てもらいました。さらに北大の放射線治療装置、放射線によるがん治療、正常組織の被ばくを低減する方法の話がありました。高校で習った数学、物理、倫理社会、特に脳腫瘍に対する定位X線治療の開発のときに、高校数学で習った空間上のベクトルの勉強が役立ったという話がありました。さらに同期放射線治療の方法、デカルトのことば、カントのことば、ベルグソンのことばの引用があり、腫瘍を追跡して予測と同じ位置に来たら照射するという考え方に至った話、動体追跡技術を用いた放射線治療、金マーカーの説明があり、治療の様子の動画、動体追跡照射例の写真を生徒さんに見てもらいました。さらに、大型の国家プロジェクト、動体追跡陽子線治療装置、さらに痛くない治療、現在の研究開発課題の話があり、北大病院、医学物理士の紹介、ベルグソンのことばの説明と、大学院医理工学院の紹介をして、今日の講義は終わりました。このあと、生徒さんは実際に陽子線治療センターに移動し、陽子線治療装置を白土教授から説明を受け、見学しました。最後に教室で、生徒さんからの質問を受けた、生徒さんからは、人間はいつごろがんを完全に治すことができるか、将来、医学研究者を目指しているが、高校生の私たちが今何をやっておくべきか、などたくさんの質問が出て有意義な今日の講義を終了しました。

講義風景その1
講義風景その2
講義風景その3
講義風景その4
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